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夏の富士登山の行動食

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夏の富士登山の行動食についてまとめました。

登山では行動食を摂ります。目的はエネルギーの補給です。
スポーツでもエネルギーの補給は行われます。
富士登山は他の運動と異なる点があります。
...
◇高所であること
標高が3000mを超えると空気の量は約3分の1になります。
高山病になりやすい。高山病とはざっくり言うと、身体を動かすのに必要な酸素が足りなくなり、脳や内蔵、筋肉の機能が低下すること。富士登山では頭痛や吐き気を訴えて行動できなくなる人が多いです。脳に酸素が回ってないのでしょう。
◇行動時間が長い
5合目から山頂までで行動時間は6~7時間を超えます。休憩時間は入っていません。そして下山も約4時間。
行動時間が長いと食べる環境(気温、明るさ、雨風)も変化します。
◇行動食を常に持ち歩く
重さも考えないといけません。山小屋で補充できますが、高いです。

これを踏まえて行動食を考えます。

・高カロリーで糖質をメインに摂れるものが望ましい
脂質が多いものは高度障害(高山病)がでやすい

理由
糖質は腸→血管→細胞と移動しエネルギーとなる
脂質は腸→血管→肝臓→細胞と移動しエネルギーとなる
脂質は肝臓で分解しないと役に立たない。分解するときに酸素とミネラルを消費する

富士登山は空気が少ない環境。そして筋肉が大量に酸素を消費している状態が続く。
この状況で脂質を摂ると肝臓でも酸素を消費し脳の分が減り高度障害が出やすくなる。

・お腹に溜まり過ぎないもの、消化に時間がかかるもの
消化している間、胃は活発に動いています。

・食べにくいもの
包装が空けにくいもの
固かったり、骨が入っていたりすると余分なエネルギーを使います。
包装が空けにくいものも注意が必要です。
夜間の富士山山頂付近は夏でも5度以下です。風も台風通過中の市街地ぐらいの強さは普通にあります。
手がかじかんで思うように包装を開けられないこともあります。
せっかく苦労して開けたのに風で飛ばされることもあります。
包装にひと手間加えていくと楽チンです。

おすすめの行動食
・飴(脂質の少ないもの)
口の中でも溶けるので、胃も使わなくて済む。
噛む必要もないので顎の筋肉をあまり使わなくて済む。

・ヨウカン
小豆(タンパク質)を砂糖で煮込んだものだから、肝臓に負担がない
飴よりもちょっと胃を使う。
さらに飴よりも食べた気がするし腹もちがいい。
但し、包装がぴったりなので、疲れたり寒くてカジカンでいたりすると取り出しにくい。私はゴミがベタつくので後半にしか食べないです。慣れないと手袋では開けにくい。
寒い時に食べると腹から冷える。

逆にむかないもの
・チョコレート
脂質のカタマリ。肝臓を使い脳への酸素が減る。
また気温が高いと溶けるので、非常に食べにくい。包装にくっついて食べる量が減ってゴミが増える。

・アステルパームが入っている食品(ゼロカロリー食品に多い。裏を要チェック)
そもそもカロリーがないので役に立ちません。
アステルパームは毒。肝臓への負担が大き過ぎです。普段も食べちゃだめです。

・食品添加物の多いスナック菓子など
肝臓の負担大。

・ビーフジャーキーとかのおつまみ系
アゴも胃も肝臓も使う。
つかれるだけ。

でも、チョコレートやおつまみ系は食欲アップの為に楽しみで少量持参するのはいいですね。

【中里セレクト】
上のおすすめ以外で中里が好きなものをあげます。

・ソイジョイ
適度な固さとしっとり感があり、腹もちもいい。
細長いので食べやすい。
味がたくさんあるので楽しみが増える。

・クリフバー
腹もち、カロリー量ピカイチ
幅があるので食べにくい
大味で美味しくない。

・クリフバーブロックショット
脂質、タンパク質0。グミみたいで食べやすい。
一口サイズが6個入っているので、食べたい量だけ食べられる。
カフェイン入りもあるので、眠い時にいいかも。
一日に2袋以上食べると気持ち悪くなるらしい。ICIスポーツスタッフ談
スーパーとかで売っていない。山道具屋以外では見たことないです。

・1本満足バー
うまい。
表面のチョコレートが溶けそうなのと、脂質が他より多いので食べるなら気温が下がる夜間山頂付近か下山中かな。
まだ雪山でしか食べたことがないです。

・Number BANANA
開けやすい。袋を加工しないで持っていける。
パサつく感が強い。

・ゼリー系
ウィダーインゼリー等
水がなくても摂れる。
疲れていて食べる行為が面倒なときもいい。
雨でも食べやすい。
キャップがあるので半分だけ食べることもできる。

行動食は登山前に試食しましょう。
味や食感が嫌いだと、登山中ずーと悲惨です。
練習登山やジョギング等の前に食べるのが望ましいです。食べた後に運動して身体がスムーズに動くか、どの程度の時間動くかを知るためです。
普段運動ができない人はお昼ご飯の代わりとかにして空腹時に食べて見てください。

【行動食の携行方法】
ザックを下ろさなくても食べられる様にする。
もしくはザック外のポケットに入れてすぐに食べられる様にする。
ザックからごそごそ取り出さなくちゃ食べられないのはお弁当です。
大雨や強風時ではザックを開けたくなくなります。
なるべくポケットに入れておいたほうがいいです。

行動食の食べ方の一例
休憩になったらザックを置ける場所を探す。
その場所まで行きポケットから行動食を出して口に入れる。
食べながらザックを下ろし、次の行動食をポケットに補充する。
今食べた行動食のゴミをゴミ袋に入れる。

行動食とは離れますが、休憩時の座りかたについて
ザックの背中が当たる面に座ります。
理由として
お尻から体温を奪われない為
ウエアを汚さない。濡らさない為
ウエアに傷をつけない為
特に富士山の登山道は石ばっかりなので、レインウエア等は穴が空きやすいです。

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